




施工地域
東京都青梅市
施工内容
焼杉外壁
工法
三角焼き
施工期間
2024年5月〜同年8月
解説
今回は、焼杉外壁モデルハウスの紹介です。
「焼杉(やきすぎ)」とは、日本の伝統的な建築技法の一つで、杉板の表面を焼いて炭化させることで、耐久性や防虫性を高める外壁材です。
長年にわたり寺社仏閣や町家に使われてきたこの技術は、現代の住宅にも取り入れられ、和モダンなデザインと機能性を兼ね備えた住まいを実現します。
また、焼杉外壁の風合いとともに、室内空間のデザインにもこだわりたい方におすすめなのが、「ストリップ階段」です。
ストリップ階段とは、蹴込み板(踏み板の間の板)をなくし、踏み板とフレームだけで構成された開放感のある階段のこと。
通常の階段に比べて圧迫感がなく、室内に広がりを感じさせる効果があります。
蹴込み板がないことで、光が階段を通り抜けるため、部屋全体が明るくなり、特に狭めのリビングでも開放感を演出できます。
シンプルで洗練されたデザインが特徴で、現代的な住まいにぴったりのアクセントになります。
焼杉外壁のメリット
耐久性に優れ、長持ちする
炭化層が雨風や紫外線から木を守るため、一般的な木材よりも腐食しにくく、シロアリ被害のリスクも低減します。適切な施工を行えば、50年以上の耐久性を誇ります。
メンテナンスが少なくて済む
一般的な木の外壁と違い、塗装の塗り直しが不要。経年変化による風合いの変化も美しく、メンテナンスの手間がかかりません。
断熱性・調湿性に優れる
木が持つ自然な調湿機能に加え、炭化層の効果で夏は涼しく、冬は暖かい快適な住環境を提供します。
デザイン性が高い
黒くシックな外観は、和モダンなデザインやシンプルな住宅との相性が抜群。経年により白っぽくなり、より味わい深い外観に。
この変化を「古くなる」のではなく、「美しく成熟する」と考え、自然の風合いを楽しむのも焼杉の魅力の一つです。
環境にやさしい
焼杉は化学塗料を使わずに加工されるため、自然素材を活かしたエコな住まいを実現できます。
焼杉外壁のデメリット
炭化処理された表面は、こすれると炭が手や衣服に付着することがあるため、玄関やベランダ周りでは注意が必要です。施工の際はお気軽にご相談ください。